ブリキ部門・貿易部門
“ブリキ”は、鋼板に“錫”(すず)をメッキした鉄鋼二次製品です。
当社は1919年の創業以来、ブリキを取り扱い、お客様からの様々なご要望に応えてきたノウハウと全国を対象とした供給体制を構築し『ブリキの富安』と評されるまでになりました。
当社が取り扱うブリキ素材は主に容器材料として使われており、菓子や海苔、茶葉などを入れる容器として使われる一般缶、お茶やコーヒーなどの飲料缶、缶詰や食油などの食缶、モーターオイル、塗料などの工業缶として”スチール缶”の総称で用いられています。
グループ各社、協力会社様を通じて素材の保管からせん断加工⇒印刷加工⇒製缶加工まで一貫して対応できることができ、また、既存製品にこだわらず、販促グッズとしての缶バッジやご当地缶や出産や還暦などのお祝い用オリジナル缶の企画製作から、写真などの画像データを特殊な高品質印刷機でブリキ板の表面に印刷した意匠ブリキの製作についても小ロットから対応可能です。
地球規模での資源や環境問題が注目される中、ブリキを使ったスチール缶のリサイクル率は93.3%(2019年度調べ)と高く、使用済みのスチール缶を鉄鋼原料として繰り返し何度でも利用できるクローズドループリサイクルに適した素材であること。更には、生態系に大きな影響を及ぼすことが懸念される、レジ袋やペットボトルなどのプラスチックが、海洋に投棄され海洋を漂うプラスチックごみの問題に対し、‟鉄は錆て土に戻る身近な素材”であることから環境に配慮した容器として再注目されています。
取扱品種
ブリキ ティンフリースチール アルミフタ 缶用樹脂蓋 溶接用銅線
取扱品目
ブリキ(コイル、シート)・ティンフリースチール(コイル、シート)・アルミキャップ・
缶用樹脂蓋・溶接用銅線
用途
食缶 飲料缶 18L缶 一般缶 弱電部品 装飾品
ニーズに合う様々な缶のご紹介も可能です
貿易部門
貿易部門では国内にとどまらず東南アジア諸国のブリキ事業拡大にも着目し、これまでに多くのブリキのノウハウを提供してきました。今後は家電用表面処理鋼板や自動車用チタンマフラーの輸出の充実を図ります。新たな素材の用途開発はもちろん、グローバルに展開できることも当社の強みです。
東南アジア向け輸出
- ブリキ ティンフリースティール (食缶・一般缶用等)
- 表面処理鋼板 (家電用)
米・ヨーロッパ向け輸出
- 表面処理鋼板 チタンパイプ(自動車向け)