第17回ステンレス協会賞 優秀賞を受賞しました。

ステンレス協会賞は、新規用途開発や需要拡大、社会や文化への貢献を評価、質的に優れた製品や物件に対して表彰される賞です。

授賞式の様子

選考理由

 ドリカム基礎工法は、石や土砂等の重量物を入れたスチールコンテナを太陽光発電パネル架台の基礎として用いる工法で、地面の環境や状況に寄らず設置可能です。一般的な杭打設工法と異なり、土壌・地層調査が不要で工期が短縮できる等のメリットがあります。

 今回、設置されたメガソーラーシステムは、沿岸近くの塩害地域に位置することから、耐食性、耐久性を考慮し、ステンレス鋼が初めて適用されました。材料選定にあたり、省資源型ステンレス鋼(SUS430LXクラスNSSC FW®シリーズ鋼)を採用することで、再生可能エネルギーである太陽光発電と合せて社会環境負荷の軽減に大きく貢献しています。

 このドリカム基礎工法と設置する地域の腐食環境に適合したステンレス鋼を組み合わせることで、従来工法では設置困難とされた環境や地域に太陽光発電システムの設置が可能となり、今後もステンレス鋼を用いたドリカム基礎工法の需要拡大が期待できます。

使用鋼種:SUS430LX相当(NSSC FW® シリーズ鋼)
使用量等:70kg/個
推薦会社:新日鐵住金ステンレス株式会社

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